彼の決断に私が思うこと。
まず、最初に。
今はまだできないけど、
ないものをいつまでも数えてたって仕方がないから、
踏ん切りがついて割りきれる日が来たら有るもの、有ったものしか考えないことにする。
私は渋谷すばるさんではないから、
彼が何を思ってメンバーに思いを告げたのか、とか
彼が何を考えて記者会見で語ったのか、なんて分からない。
多分これは一生分からないこと。
でも、事実をすべて知った今となって確実に言えることは
私は彼らの笑顔が好きだった。
えくぼを浮かべていたり、眉毛を下げて笑う人もいれば、
逆に眉毛が上がって笑う人もいた。
みんながみんな目尻をくしゃくしゃにして手を叩いてバカ笑いして。
ファンのことなんて置いてきぼりにして、7人にしか分からないような、
7人の話を7人の世界で笑い合う彼らの笑顔が好きだった。
私は彼らのライブが好きだった。
いつだって一番歌ってほしい曲は歌ってくれないセトリだったし、
絶対にファンサして!とも思わなかったけれど、
すばる君は私にファンサだってしてくれたこともなかったし、
当たりくじ発言で騒がれたり、ふわふわポムポムをやったことで騒がれたり、
オーラスに腸閉塞で誰か一人居なかったり。
私が共に過ごしてきたほんの少しだけの時間の中でもこんなにもたくさんのことがあって、
本当に騒がしいグループだと思う。
でも、彼らの愛がこもったそんな騒がしいライブが大好きだった。
私は彼らの雰囲気がすきだった。
え?ジャニーズ?って思うようなことを真顔でやってのけたとおもったら
すごくかっこよくジャニーズしてる姿も、
一番楽屋が楽しかったと言うくらい、プライベートでもそのままなところとか、
たまに聞くことができるメンバー同士の楽屋トークを誰かが
どこか楽しそうに話してくれるその姿とか。
同じメンバーである前に、全員が地元の友達って感じのする、彼らのその雰囲気が大好きだった。
私は彼らの歌が好きだった。
時々似た声を出すから誰が誰か分からなくて、
お母さんと何度も言い合いになったこともあった。
すばる君が歌詞を間違えていても、思いっきりそのまま歌うから、
ハモりの丸ちゃんが間違っているすばる君に合わせている瞬間を見つけたときは
なんだかほっこりしたのを覚えてる。
私の生活の中には必ず関ジャニ∞の音楽があって、
学校へ向かうバスでも頭のなかを流れる音楽は関ジャニ∞。
部活終わりにお母さんが迎えにきてくれた車で流れる音楽も関ジャニ∞。
暇だからとつけたテレビの録画には楽しそうに歌う関ジャニ∞。
カラオケでも一発目は絶対に関ジャニ∞だし、無意識に口ずさむ音楽は関ジャニ∞だし。
歌が大好きな彼らの歌が大好きだった。
そう、なにもかも大好きだった。
私は普段から彼らが行うことに対して納得のいかないことがあったら
ある程度の文句をさんざん言いまくったあと、そんなことはどうでもよくなって
結局は"すばる君が笑顔ならいいや"と思うようになっていた。
だからはじめ週刊紙で報道があった際も
「これがもし本当でもすばる君が幸せならそれでいい」とか
「それはそれでついていくから問題ない」とか
誰目線だよと突っ込みたくなるほどの大口を叩いていたけれど
今考えたら「すばる君が関ジャニ∞と離れてどこかに一人でいくわけがないじゃん」
という大きな前提があることに気がついていなかった。
そんなわけないと信じて疑わなかったからこその発言だったことを今知った。
だからこそ後日自分のツイートを見たとき辛くて涙が出そうになった。
どんなドラマかどんな映画かどんなアニメで聞いたか、何で耳にしたかなんていうことは忘れたけれど
昔どこかで『変わらないものなんてないんだよ』という台詞を聞いたことがある。
"変わらないものなんてない"
ここだけ聞いたら「そりゃそうだ」と誰だって簡単に思うはず。
変わらないものなんてない。
でもこれが一番仲のよい友達との関係のことだったら?
大好きな人との空気感の話だったら?
信じて疑わなかった大好きなグループの誰かがいきなり退所するという話だったら?
具体例を出して考えてみたら「変わらないものなんてないんだよ」が信じられなかった。
頭ではわかっていても、それが彼らの話になると
どうしても「そりゃそうだ」なんて簡単に考えられなかった。
それだけ彼らのことが大好きだから。
今回の一件で私がどれだけ関ジャニ∞が好きだったかよく分かった。
好き、というよりある意味依存でもあった。
私の喜びも悲しみも楽しいも楽しみも驚きも全部全部関ジャニ∞のことだった。
全部関ジャニ∞と共に過ごしてきたからこその感情だった。
それが痛いほど分かったのがこの一件だったのがすごい辛かった。
どうしてもすばる君が関ジャニ∞と一緒に関ジャニ∞として笑っててほしくて、
メンバーの一人が言っていた''感情論だけではどうにもならない''を痛感した。
でもよく考えてみたら、
元々すばる君がジャニーズ事務所に入ったきっかけは
中学生の頃高校に行く気がない、夢がない、このままじゃダメだって思った妙子さんが、
すばる君の履歴書を勝手にジャニーズ事務所に送って、
書類審査に合格して。
友達と遊ぶ約束をしていた誕生日と被ったオーディションに
五千円あげるから!と半分無理やり連れて行って
そうしたら合格して。
そこから割とすぐに売れたすばる君は目まぐるしく仕事をして。
でも何やってるんだろう?ってまたふさぎ込んでしまったりしたけど、
ホームの大阪に戻ったら同じようにボロボロになったメンバーがいて、
あ、俺だけじゃないんだって仲間を見つけて、
その仲間と、中学生の頃には無かった夢を共に叶えようとする人になって。
そして叶えられる人になった。
今回の決断も、今度は一人だけど、また前と同じように
ただ夢に向かって突っ走ってくだけで。
夢を持つってことも思ってるより遥かに難しいことだけど、
それを叶えるのもとっても難しいことだと思う。
でもそのことを一人で目指すすばる君は相変わらずかっこいいと思う。
でもやっぱりつらいもんはつらい。
最初に私が好きになったのは「関ジャニ∞」の「渋谷すばる」だったわけだから。
それと、今回のことで
分かっているようで分からないことなんてたくさんあるんだということが分かった気がした。
もしかしたらこの「分かった気」も、本当は分かっていなかったんだと思う日が来るのかもしれない。
そんな日が来たらまた私は今の私には辛すぎるこの一件を思い出すのだろうか。
辛いことほどよく覚えて忘れないなんて、人間の記憶は悲しいものだ。
いつまでもそんなこと思い出したってしんどくなるだけなのに。
でもそれだけ衝撃的だったんだよ、
彼のいきなりの発言が。
追い付けなかったんだよ、
それだけ信じて疑わなかったから。
しんどいね。
それでも私はきっと呆れるくらい、いなくなってしまったその小さな背中を探しては
"やっぱり本当にいなくなったんだ"と、頭では理解しても
そんなこと信じたくなくてまた彼の楽しそうな背中を探すんだろう。
そんな自分がこんなにも想像できるのは本当に辛い。
マイクコードを握りしめて歌う彼の姿も
仲間がいた、という歌詞に合わせて後ろを向いてメンバーを指差す彼の姿も
なんでこの人こんなに面白いのに露出少ないの?ってくらいとにかく面白くて
メンバーが笑ってる輪の中で楽しそうに笑ってる彼の姿も
たまに見せるとても真剣そうな横顔も
誰かを想って静かに流す涙も
もう見れなくなるなんて考えただけでもどうにかなりそうで。
そもそも6人の関ジャニ∞なんて想像しようとしても想像できなくて。
音楽を全うすると告げた彼の目が嘘であってほしいとか
甘えないようにって断言した彼を私たちはまだ甘やかしたくてしかたがなくて、
なんですばる君は音楽がこんなにも大好きだったんだろう、
これからも関ジャニ∞と夢を見てほしかった
一番のアイドルでいてくれるんじゃなかったの?
残された私は何を生き甲斐にすればいいの?
すばる君以外を見つける前にどこかに勝手にいくのはズルいよ
もう私たちには夢をみさせてくれないの?とか。
重くてごめん。
ダラダラダラダラ毎日のように泣いててごめん。
また最近ダメになってきた。
ため息ばかりついててごめん。
まだ立ち直れそうになくてごめん。
これからも応援させてよ。
すばる君は最後までずるかった。
こんなにも真剣にすばる君のことが好きじゃなかったら
「あり得ない!もう降りる!」とか、
「そんな気持ちだったんだ」とか、
「こんなことになるなら好きになんてならなきゃよかった」とか、
「出会わないほうがよかったのかも」とか。
そうやって勝手に思って勝手に絶望して勝手に嫌いになれたかもしれないのに、
残念ながらそんなことなんて一ミリも思わなかった。
出会えてよかった!
好きで応援できてよかった!
ほんの少しの間だけでも、関ジャニ∞と歩むすばる君と時を過ごせてよかった!
関ジャニ∞の嬉しいが私の嬉しいでよかった!
関ジャニ∞にはいい思い出がほとんどだった!
っていうプラスなことしか思わなかった。
光の中で歌ってくれてありがとう。
最後まで最高のアイドルでいてくれてありがとう。
愛してくれてありがとう。
愛を伝えてくれてありがとう。
愛を歌ってくれてありがとう。
こんな風に
ありがとうしか出てこないんだ。
だからこそ今辛い。
最初は信じれなくて、つらすぎて、
現実逃避をするために、すばる君以外の他の人を探すために
関ジャニ∞以外の音楽を聴いたり、すばる君以外のメンバーをみたりしてみたけど、
やっぱり頭に浮かぶのはどうしてもすばる君で、
他のアーティストの曲を聴いてても『この歌関ジャムですばる君に歌ってほしいな』とか、
逆に歌ってたな、とか。
すばる君以外のメンバーみても『そういえばすばる君とこんなことしてキャッキャしてたな』とか
そんなことばっかり考えてるし、そもそもいつの間にかすばる君みちゃってるし、
なんかもう全然逆効果で自分で自分に呆れたりした。
だから他のアーティストの曲を聴くのも、他のメンバーを見るのもやめた。
時間がもったいないなって。
7人で活動できる限られた今の時期に
なんで他のメンバー見たりとか他のアーティストの曲無理やり聴いてるんだろうって馬鹿馬鹿しくなった。
以前友達に無理に忘れようとしなくてもいい、ゆっくりでいいって言われたことをすごく思い出した。
忘れられるわけないけど、無理矢理忘れなくてもいいんだなってすごく救われた気持ちになった。
だから来るべき時が来るまでは私は相変わらずすばる君のことを大好きでいようとおもう。
でも欲をいえば、
記者会見で語られたことだけじゃなくて、
ファンを前にすばる君の声で、言葉が綺麗じゃなくてもいいから素直な本当の気持ちが聞きたいし、
泣いてる大勢のファンを目の当たりにしてほしい。
泣いてるファンを、泣いてるメンバーをみて、自分が今までどれだけの人に大切にされてて
どれだけの人に愛されてたのかを知ればいいとおもう。
そしてその光景を死ぬまで覚えてて、それがこれからの励みになればいい。
私たちはただのファンで、ただの人間で、
ただすばる君が大好きだった。
その分かるようで分からない事実を目の当たりにしてもう戻れない道を選んだ自分に胸を張ってほしい。
戻れないんだよ、
戻ってこないんだよ、
でも忘れられる訳じゃない。
忘れられるわけがない。
こんなことを長々と語ってるけど、
私は6人になった関ジャニ∞が日常になって、一人欠けた姿を探すこともなく
笑顔で彼らを応援する時が来るのがいまは怖くてしかたがない。
でも日常になる日がこないと誰も前に進めないから、私はあなたの幸せを願います。
遠くで誰かの心を震わせる歌を歌い、
誰かの支えになるような歌詞を紡ぎ、
誰かに寄り添う音を作り出していく、その小さすぎる彼を
ふとした瞬間に思い出しては「懐かしい」という言葉に変えて微笑む日がいつか来るんだろう。
今はまだ到底想像もつかないし、
本当にそうなるかなんて分からない。
でも私はすばる君のことが呆れるくらい大好きで、
間違いなく関ジャニ∞は私の青春だったと言い切れる。
その事実だけは変わらないんだ。
今はまだ無理だけど、
いつか私がその事だけを胸に日々生きていくことができるくらい大人になったのなら、
その時は遠くで私の心に響く歌をあなたが歌っていてください。
ひとつだけ言うなら
頼むから辛くなったら誰かを頼って、面倒くさくてもご飯ちゃんと食べて、子供くらいよく寝て無理はしないでね。
泣いてくれる友達と、引き留めてくれる友達がすばる君の最高のメンバーで本当によかった。
決断の話を聞いてから3ヶ月、
本当に早くて、本当にあっという間だったけど、
最後まで私の大好きな関ジャニ∞がみれて、
応援できて本当に嬉しかった。
初めて心の底からファンだと言えて、応援できたのがすばる君でよかった。
私に贈り物のような輝く素敵な毎日をありがとう。
あなたの飛躍をこれからも楽しみにしています。
私の青春があなたと共にあったことを誇りに思います。
関ジャニ∞とeighterのことをいつまでも胸に
これからも何事にも挑み続ける渋谷すばるでいてください。
ありがとう。
あなたのファン eighterより